ウォーターサーバーの水の硬度、コーヒーの抽出にどう影響する?
ウォーターサーバーの水の硬度は、コーヒーの味に大きく影響します。水の硬度とは、水に含まれるカルシウムイオンとマグネシウムイオンの総量で決まり、このミネラルの量が抽出されるコーヒーの風味を変えるからです。
軟水で淹れるコーヒー
日本の水道水のほとんどは軟水(硬度100mg/L未満)です。ミネラル分が少ない軟水は、コーヒー豆の味や香りを邪魔しないため、豆本来の繊細な風味をダイレクトに楽しめます。特に、フルーティーな酸味や華やかな香りが特徴の浅煎り豆との相性が良く、すっきりとした口当たりのコーヒーが抽出できます。
硬水で淹れるコーヒー
硬水(硬度100mg/L以上)はミネラル分が豊富です。このミネラルがコーヒーの苦み成分と反応することで、コクや力強い苦みが際立ちます。深煎りの豆やエスプレッソとの相性が良いとされていますが、水の硬度が高すぎると、風味が平坦になったり、ざらつきのある舌触りになったりすることがあります。
最適な水の硬度は?
一般的に、コーヒー抽出に最適な硬度は、30mg/L〜50mg/L程度の軟水が理想とされています。この範囲の水は、コーヒーの成分をバランス良く抽出し、風味を最大限に引き出すことができるからです。ただし、最終的には個人の好みに左右されるため、色々な硬度の水を試して、自分好みのコーヒーを見つけるのも楽しみ方の一つです。
水出しコーヒーを作る際も、水の硬度は重要です。硬水を使うと、硬水特有の苦みをストレートに感じやすくなります。