賃貸でも水道直結ウォーターサーバーは設置できる?蛇口の分岐工事と原状回復の全手順


「ウォーターサーバーを置きたいけれど、うちは賃貸だから無理かな……」と諦めていませんか?

実は、水道直結型のウォーターサーバーは、賃貸マンションやアパートにこそおすすめの選択肢です。

水道直結型なら、重たいボトルの受け取りや保管場所に悩まされることがありません。しかも、最近主流となっている「買い切り(本体購入)」モデルを選べば、月々のレンタル料を払わずに、美味しいお水を使い放題という贅沢な暮らしが手に入ります。

でも、気になるのは「水道の工事」ですよね。「壁に穴を開けるの?」「退去する時に高額な費用を請求されない?」といった不安を抱える方のために、設置から原状回復までの手順をどこよりも詳しく解説します。


賃貸で水道直結型が「設置可能」な理由

結論から言うと、ほとんどの賃貸物件で水道直結型ウォーターサーバーの設置は可能です。

なぜなら、この工事は「壁を壊す」ような大がかりなリフォームではなく、蛇口の根元に「分岐金具」という小さなパーツを一つ追加するだけの作業だからです。

穴あけ不要の「分岐設置」

水道直結型サーバーの多くは、キッチンのシンク下にある「止水栓」や、蛇口の付け根からお水を分けます。細い専用チューブ(直径6mm程度)をサーバーまで引くだけなので、建物自体を傷つけることはありません。

退去時は「元に戻すだけ」

賃貸物件には「原状回復(入居時の状態に戻すこと)」の義務がありますが、分岐金具を取り外して元の状態に戻せば、一切問題はありません。取り外したパーツさえ保管しておけば、追加の費用が発生する心配もありません。


買い切りモデルを選ぶメリット:賃貸暮らしの賢い節約術

賃貸に住んでいると、いつか引越しをする可能性があります。その際、「レンタル」よりも「買い切り(購入)」の方が実はお得になるケースが多いのをご存知でしょうか。

1. 引越し先でもそのまま使える

買い切りモデルであれば、本体はあなたの所有物です。引越し先でも蛇口に分岐金具を取り付けるだけで、継続して使い続けることができます。レンタルのように解約金や撤去費用を気にしなくて済むのは大きなメリットです。

2. 毎月の固定費を徹底的に削れる

賃貸生活では家賃や共益費など固定費がかさみがち。サーバーを買い切りにしてしまえば、月々の支払いは「水道代(わずか数十円)」と「電気代」のみ。家計への負担を最小限に抑えつつ、質の高いお水を確保できます。


【ステップ別】設置工事の全手順と注意点

実際にどのように設置が進むのか、その流れを具体的にイメージしてみましょう。

手順1:蛇口・止水栓のタイプを確認

まずはキッチンの蛇口の形をチェックします。

  • ワンホールタイプ:キッチン台から一本のレバーが出ているタイプ

  • 壁出しタイプ:壁から直接蛇口が出ているタイプ

  • シンク下の止水栓:シンク下の扉を開けた中にある、お水を止める元栓

ほとんどのタイプに対応可能ですが、最新のタッチレス水栓(センサー式)や、特殊な海外製水栓の場合は、分岐方法を工夫する必要があります。

手順2:分岐金具の取り付け

止水栓を一時的に閉め、水が出てこない状態で作業します。既存の配管の間に、サーバーへお水を送るための「分岐水栓」を割り込ませます。作業時間は30分〜1時間程度で終わる簡単なものです。

手順3:ホースの配線

分岐した場所からサーバー本体まで、細いホースを這わせます。賃貸の場合は、ホースを固定するために粘着テープ付きのクリップなどを使いますが、跡が残りにくい素材を選ぶのがポイントです。


賃貸ユーザーが「お宝キーワード」として知っておくべきリスク回避策

せっかくの便利な生活も、トラブルがあっては台無しです。以下の3点は必ず押さえておきましょう。

1. 外した部品の保管を徹底する

工事の際に元々ついていたナットやパッキンなどは、必ず一袋にまとめて「ウォーターサーバー部品:退去時用」と書いて保管しておきましょう。これを無くすと、原状回復の際に部品代が発生してしまいます。

2. 自分でやるか、プロに頼むか

「買い切り」モデルの場合、自分で設置することで工事費を浮かせることも可能です。しかし、賃貸で怖いのは「水漏れ」です。万が一、下の階へ水漏れさせてしまうと賠償問題に発展します。

初めての方は、多少費用がかかってもメーカーの指定業者や水道専門業者に依頼するのが一番安全です。

3. 大家さんへの報告は必要?

基本的に、建物を傷つけない範囲の作業(蛇口のパーツ交換)であれば、事前の許可は不要とされるケースが多いです。しかし、契約書に「水道設備の変更禁止」といった厳しい項目がある場合は、一言「取り外し可能な浄水器のようなものを取り付けます」と伝えておくと安心です。


買い切りvsレンタル:賃貸でのコスト比較

「買い切りは初期費用が高いから……」と迷っている方へ、3年間のトータルコストを比較してみましょう。

  • レンタルプラン(月4,000円の場合)

    • 3年間(36ヶ月)で 144,000円

    • その後もずっと月4,000円が発生し続ける

  • 買い切りプラン(本体10万円、フィルター代年1万円の場合)

    • 3年間で 130,000円(本体+フィルター2年分)

    • 4年目以降は、年間1万円(月833円相当)のみ!

賃貸に長く住む予定があるなら、間違いなく買い切りモデルの方がお財布に優しくなります。また、本体を所有しているため、不要になった際も中古市場で売却できるという隠れたメリットもあります。


よくある質問(賃貸編)

Q. キッチンが狭くて置く場所がありません。

A. 最近はコンパクトな卓上モデルも増えています。また、ホースを数メートル伸ばせるため、キッチンから離れた棚の上に置くことも可能です。水道直結だからといって、必ずしもシンクの真横に置く必要はありません。

Q. 引越しの時、取り外しはどうすればいい?

A. 自分で取り外すこともできますが、不安な場合は設置を依頼した業者に「移設依頼」を出すことができます。再度、新居での取り付けまで一貫してサポートしてくれるサービスを利用するのがスマートです。

Q. 水道代が跳ね上がりませんか?

A. 2Lのペットボトル1本分のお水を生成するのにかかる水道代は、約0.2円程度です。毎日家族でたっぷり飲んでも、月額数百円にも満たない金額ですのでご安心ください。


まとめ:賃貸でも諦めない!水道直結でおしゃれで快適な暮らしを

「賃貸だから設置できない」という思い込みは、もう必要ありません。

水道直結型のウォーターサーバー(特に買い切りモデル)は、一度導入してしまえば、お水を買う手間、運ぶ苦労、そして月々の支払いのストレスからあなたを解放してくれます。

  • 工事は簡単、壁に穴は開けない

  • 退去時は元に戻すだけなので安心

  • 買い切りなら長期的に見て圧倒的にコスパが良い

蛇口をひねれば、いつでも冷たくて美味しいお水や、コーヒーに最適な熱いお湯が出てくる生活。そんな「ワンランク上の日常」を、今の賃貸のお部屋でスタートさせてみませんか?

まずは一度、キッチンのシンク下を覗いてみてください。そこが、あなたの新しいライフスタイルへの入り口になるはずです。


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