【女性ゲスト必見!】結婚式お呼ばれマナー完璧ガイド~服装からご祝儀、当日の立ち居振る舞いまで~
大切なご友人やご家族の結婚式に招待されたら、嬉しい気持ちでいっぱいになりますよね!同時に、「どんな服装で行けばいい?」「ご祝儀ってどうすればいいの?」「失礼のないようにしたいけど、マナーがよくわからない…」と、ちょっぴり不安になる方もいるのではないでしょうか。
結婚式は、新郎新婦にとって人生で一度きりの大切な日。お祝いの気持ちを伝えるためにも、TPOに合わせた適切なマナーを知っておくことはとても大切です。
この記事では、結婚式にお呼ばれした女性ゲストが知っておくべき基本マナーを徹底解説します。服装選びのポイントからご祝儀の相場、当日の立ち居振る舞いまで、これさえ読めば結婚式準備は完璧!自信を持って、祝福の気持ちを届けましょう。
招待状が届いたらまずすること!返信マナーの基本
結婚式の招待状が届いたら、まず最初にするのが「返信」です。返信一つにもマナーがありますので、しっかり確認しましょう。
1. 返信は早めに、遅くとも1週間以内に!
招待状は、新郎新婦がゲストの人数を把握し、席次や料理、引き出物などを決めるための大切な情報源です。届いたらなるべく早く、遅くとも1週間以内には返信しましょう。
返信が遅れると、新郎新婦に余計な心配をかけてしまうことになります。もし都合がすぐに分からない場合でも、一度連絡を入れて、いつまでに返信できるかを伝えるのが丁寧です。
2. 丁寧な言葉遣いで、メッセージを添えよう
返信はがきは、黒または濃い青色のインクの筆記用具(ボールペンや万年筆)で記入します。お祝いの席なので、おめでたい印象を与えるインクの色を選びましょう。
出席の場合: 「御出席」「御芳名」「御住所」など「御」「芳」の文字は二重線で消し、「出席」「氏名」「住所」などと書き直します。「御欠席」の文字はきれいに二重線で消しましょう。
メッセージを添える: 空いているスペースに、新郎新婦へのお祝いのメッセージを一言添えると、より気持ちが伝わります。
例:「ご結婚おめでとうございます。末永いお幸せをお祈りしております。喜んで出席させていただきます。」
忌み言葉(後述)を使わないように注意しましょう。
3. 欠席の場合も早めに連絡を
やむを得ず欠席する場合も、できるだけ早く連絡を入れるのがマナーです。招待状に「御欠席」に丸をつけ、返信はがきを送ります。この場合も、メッセージ欄にお祝いの言葉と、欠席理由(具体的な理由は書かなくてもOK)を簡単に添えましょう。
例:「この度はご結婚おめでとうございます。あいにく所用がございまして、残念ながら欠席させていただきます。お二人の末永いお幸せを心よりお祈り申し上げます。」
これだけは押さえたい!結婚式ゲストの服装マナー【女性編】
結婚式の服装は、お祝いの気持ちを表す大切な要素です。会場の雰囲気や格式に合わせて、適切な装いを選びましょう。
基本は「フォーマル」「セミフォーマル」
昼間の結婚式: 主役は新婦のウェディングドレス。ゲストは控えめながらも華やかさのある服装を心がけます。肌の露出は控えめにし、上品な素材のドレス(シルク、シフォン、レースなど)を選びましょう。
夜間の結婚式: 昼間よりも少し華やかな装いが許されます。光沢のある素材や、肩やデコルテが少し開いたデザインなどもOKです。
【NG例】これだけは避けたい服装
全身白のドレス: 新婦の色なのでNGです。オフホワイトやごく淡いベージュなども避けた方が無難です。
全身黒のドレス: お葬式を連想させるため、避けましょう。もし黒いドレスを選ぶ場合は、素材に光沢があったり、華やかな小物やアクセサリーをプラスして「お祝いの席」感を出すことが大切です。
露出が多すぎる服: 肩や背中が大きく開いたもの、ミニ丈すぎるスカートなどは、フォーマルな場にふさわしくありません。ボレロやショールでカバーしましょう。
アニマル柄、ファー素材: 殺生をイメージさせるため、毛皮やアニマル柄は基本的にNGです。フェイクファーも避けるのがマナーです。
カジュアルすぎる服: デニム、Tシャツ、スウェット、スニーカーなどは論外です。
派手すぎる服: スパンコールが全面にあしらわれたものなど、主役よりも目立つような派手な服装は避けましょう。
【色選びのヒント】おすすめカラーは?
定番カラー: ネイビー、ロイヤルブルー、グリーン、ボルドー、ベージュ、グレーなど。落ち着いた色味でも、素材やデザインで華やかさを出すことができます。
避けるべき色: 白(純白)、黒(全身)
小物・アクセサリーのマナー
バッグ: 小さめのパーティーバッグが基本です。クラッチバッグやチェーン付きのショルダーバッグなどがおすすめです。大きなバッグや普段使いのバッグは避けましょう。
靴: ヒールのあるパンプスが基本です。オープントゥ(つま先が見える靴)やサンダルは、「妻が先立つ」など縁起が悪いとされるため、避けましょう。ミュールやブーツもNGです。
ストッキング: 必ず着用しましょう。素足はNGです。柄物よりも肌色のストッキングがおすすめです。
アクセサリー: 華やかさを添えるために、パールやダイヤモンド、ゴールド、シルバーなど上品な素材のものを身につけましょう。昼間は光りすぎないパール系が人気です。夜は少し華やかなものもOKです。ただし、ティアラや生花の髪飾りは新婦特有のものなので避けましょう。
ヘアスタイル: 清潔感を大切にし、アップスタイルやハーフアップなど、すっきりとまとめるのがおすすめです。顔にかかるような長い髪は避けた方が良いでしょう。
悩むご祝儀!相場と渡し方、基本ルール
ご祝儀は、新郎新婦へのお祝いの気持ちを込めた大切なものです。相場と渡し方のマナーをしっかり確認しましょう。
ご祝儀の相場
ご祝儀の金額は、新郎新婦との関係性によって異なります。
関係性 | 相場(目安) |
友人・同僚 | 2万円~3万円 |
兄弟姉妹 | 3万円~10万円 |
いとこ・親戚 | 3万円~5万円 |
目上の方 | 3万円~5万円 |
偶数は避ける?: 割り切れる偶数は「別れる」を連想させるため避けるべきと言われていましたが、近年は「2」がペアを意味するとしてOKとされるケースもあります。ただし、「4」と「9」は「死」や「苦」を連想させるため、絶対に避けましょう。
連名の場合: 夫婦で招待された場合は、二人で1つのご祝儀袋に連名で包むのが一般的です。金額は3万円~5万円が目安ですが、招待状の宛名が連名(夫婦で招待)の場合は、5万円が望ましいとされています。
ご祝儀袋の選び方と書き方
水引: 蝶結びは「何度でも結び直せる」ことから、結婚には不適切とされます。**「結び切り」または「あわじ結び」**の水引を選びましょう。
表書き: 「御結婚御祝」「寿」などが一般的です。
氏名: 水引の下に、フルネームで記入します。連名の場合は右から目上の人の名前を書き、左に続けて書きます。夫婦の場合は夫の氏名を中央に書き、その左横に妻の名前のみを書きましょう。
中袋: 中袋の表には金額を旧字体(例:金参萬円)で、裏には住所と氏名を記入します。
ご祝儀の渡し方
当日受付で渡す: ご祝儀は、結婚式当日の受付で渡すのが基本です。
袱紗(ふくさ)に包む: ご祝儀袋をそのまま手渡すのはマナー違反です。必ず袱紗(慶事用の暖色系)に包んで持参し、受付で袱紗から出して両手で渡しましょう。袱紗の包み方は、慶事と弔事で異なりますので注意が必要です。
一言添えて: 「本日はおめでとうございます」など、お祝いの言葉を一言添えて渡しましょう。
ゲストとしての立ち居振る舞い!当日スマートに過ごすために
結婚式当日、会場では様々な場面があります。スマートな立ち居振る舞いで、新郎新婦や他のゲストに良い印象を与えましょう。
受付でのマナー
開始時間の15分~20分前には到着: 慌てないためにも、少し早めに到着するように心がけましょう。
荷物は最小限に: 受付でごちゃごちゃしないよう、クロークに預ける荷物は事前にまとめておきましょう。
お祝いの言葉を短く: 受付の方に「本日はおめでとうございます」と一言述べ、名前を伝えてご祝儀を渡します。長話はせず、スムーズに進みましょう。
会場内でのマナー
席次を確認: 自分の席を確認し、着席します。
喫煙・飲酒: 喫煙は指定された場所で。飲酒は節度を持って楽しみましょう。
写真撮影: 新郎新婦が前にいる場合は、邪魔にならないように配慮します。フラッシュの有無も確認し、指示があればそれに従いましょう。
スマホ・携帯電話: 式中はマナーモードにするか、電源を切っておきましょう。会話中は、スマホばかり見るのは失礼です。
スピーチや余興中: 静かに耳を傾け、温かい拍手を送りましょう。
食事のマナー
ナプキンは着席後すぐに広げる: 膝の上に広げます。
乾杯は起立して: 乾杯の音頭があったら、グラスを高く掲げ、静かに乾杯しましょう。グラスをぶつけるのはNGです。
適量をいただく: 苦手なものがあっても、無理に食べきる必要はありません。残しても失礼にはあたりません。
美しい食べ方を意識: 音を立てずに、ゆっくりと食事を楽しみましょう。
お祝いの言葉・会話のマナー
忌み言葉・重ね言葉は避ける:
忌み言葉(結婚にふさわしくない言葉): 終わる、切れる、離れる、破れる、戻る、冷める、去る、壊れる、流れる、枯れる、など「別れ」や「不吉」を連想させる言葉。
重ね言葉(再婚を連想させる言葉): 再び、くれぐれも、重ね重ね、たびたび、しばしば、など。
これらの言葉は、スピーチや会話、メッセージを書く際にも注意しましょう。
おめでたい言葉を: 祝福の気持ちを伝える言葉を選びましょう。
新郎新婦の馴れ初めや秘密を探らない: プライベートな質問は避け、お祝いの会話を心がけましょう。
知っておくと差がつく!結婚式後のマナー
結婚式が終わっても、お祝いの気持ちは続きます。結婚式後のマナーもしっかり確認しましょう。
お礼の連絡は忘れずに
当日または翌日には連絡: 結婚式から帰宅したら、新郎新婦に「今日は素敵な結婚式に招待してくれてありがとう」といったお礼の連絡を入れるのがマナーです。LINEやメールでも大丈夫ですが、親しい間柄なら電話も良いでしょう。
引き出物へのお礼: 引き出物を受け取ったら、後日改めてお礼を伝えると丁寧です。
写真共有のマナー
SNSへの投稿は配慮を: 新郎新婦や他のゲストが写っている写真をSNSに投稿する際は、事前に許可を得る、または顔が分からないように加工するなど、配慮を忘れないようにしましょう。
新郎新婦に写真を送る: 自分が撮影した写真の中で、良いものがあれば新郎新婦に送ってあげると喜ばれます。
まとめ:最高の笑顔で、祝福の気持ちを伝えよう!
結婚式は、新郎新婦が新しい人生をスタートさせる、門出を祝う大切なセレモニーです。ゲストとしてお呼ばれしたら、マナーを守ってスマートに振る舞い、心からの祝福の気持ちを伝えることが何よりも大切です。
この記事でご紹介したマナーを参考に、自信を持って当日を迎えてください。あなたの素敵な笑顔と気遣いが、新郎新婦にとって忘れられない一日を演出する、最高のプレゼントになるはずです!