停電したら使えない?災害に強いウォーターサーバーの見分け方と、選んではいけない3つの特徴
「地震や台風で停電になったら、ウォーターサーバーの水は出なくなるの?」
「せっかく備蓄用に導入したのに、いざという時に使えないのは困る……」
昨今、防災意識の高まりとともに、家庭用ウォーターサーバーを「備蓄水」として検討する方が増えています。しかし、実は**「すべてのウォーターサーバーが災害時に役立つわけではない」**という事実をご存知でしょうか。
デザインや月額料金だけで選んでしまうと、停電した瞬間に「ただの重い箱」と化してしまうリスクがあります。
この記事では、災害時でも確実に水を確保するために、**「選んではいけないサーバーの特徴」と、「本当に頼れるサーバーの見分け方」**を徹底解説します。家族の命を守るための、後悔しないサーバー選びの基準を一緒に確認していきましょう。
1. 【警告】災害時に選んではいけないウォーターサーバー「3つの特徴」
まずは、防災目的で導入する際に避けるべきタイプを紹介します。これらは平時には便利ですが、非常時には致命的な弱点を持つことがあります。
① 「電子ボタン・タッチパネル式」の給水
指一本で水が出る電子スイッチタイプは、スタイリッシュで操作も楽ですが、停電時は完全に沈黙します。
内部の電磁弁を動かすために電気が必要なため、電気が止まるとコックを押しても水が一滴も出てきません。
② 「下置きボトル(下セット)」タイプ
重いボトルを持ち上げなくて済む「足元交換」タイプは人気ですが、災害時には不向きなケースが多いです。
下にある水を上に汲み上げるために「電動ポンプ」を使用しているため、停電すると水を吸い上げることができなくなります。
③ 「水道直結型」や「浄水型(補充式)」
水道管から直接引くタイプや、水道水をタンクに補充してろ過するタイプは、「断水」が起きた瞬間に機能しなくなります。
これらはあくまで「美味しい水を作る家電」であり、水そのものをストックする「備蓄インフラ」としての機能は期待できません。
2. 停電・断水でも使える!災害に強いサーバーの見分け方
では、どのようなサーバーを選べば「もしも」の時に役立つのでしょうか。チェックすべきポイントは2つだけです。
「上置き・つまみ(レバー)式」が最強の理由
水ボトルをサーバーの上にセットし、つまみを回す、またはレバーを押し込む物理的な「重力給水」タイプなら、電気を一切使いません。
停電していても、地球の重力によって水が出てくるため、真っ暗な部屋の中でも確実に飲料水を確保できます。
サーバーがなくても水が出せる「非常用コック」の有無
最近では、サーバー本体が故障したり、大きな揺れで転倒したりしても、ボトル単体から水を出せる**「非常用取水バルブ」**を用意しているメーカーがあります。
これを持っておけば、ボトルさえ無事なら、避難先や車の中に持ち込んで使うことも可能です。
3. ウォーターサーバーが「理想的な備蓄」と言われる3つの根拠
ペットボトルの水を大量に買い込むよりも、ウォーターサーバーの方が防災面で優れている理由を深掘りします。
① 鮮度抜群!「ローリングストック」の自動化
防災用ペットボトルの最大の敵は「賞味期限切れ」です。クローゼットの奥で期限が数年過ぎていた……という失敗は後を絶ちません。
ウォーターサーバーなら、日常的に消費しながら新しい水が定期的に届くため、常に新鮮な水が家にある状態を作れます。これが「究極のローリングストック」です。
② 1本12リットルの圧倒的な安心感
4人家族が3日間生き延びるために必要な水は、約36リットル。
500mlのペットボトルなら72本必要ですが、12リットルのサーバーボトルなら、わずか3本で済みます。省スペースで大量の水をストックできるのは、都市部の住宅において非常に大きなメリットです。
③ 災害後の「生活の質」を守る
避難生活で意外と困るのが、精神的なストレスです。
「いつもの美味しい水」が飲める、赤ちゃんに清潔な水でミルクが作れる。この「日常」が維持できることは、極限状態における心の支えになります。
4. 災害対策を強化するための「3つの運用ルール」
サーバーを導入しただけで満足してはいけません。100%の力を発揮するための運用術をお伝えします。
「常に予備を2本以上」キープする
最後の一本を開封した瞬間に、次の注文が届くようなサイクルに設定しましょう。常にストックがある状態が、心の余裕に繋がります。
耐震対策を万全にする
サーバーは背が高く、水が入ると非常に重くなります。必ず付属の転倒防止ワイヤーや、市販の耐震マットを活用して固定してください。
定期的なお手入れ(セルフケア)
停電時はサーバーの「クリーン機能」が止まることもあります。普段から給水口(蛇口付近)を清潔に保つことで、非常時も衛生的に使い続けることができます。
5. まとめ:賢い選択が、家族の安全を担保する
「停電したら使えない?」という不安への答えは、**「選び方次第で、最強の味方になる」**です。
物理レバー(重力給水)を選ぶ
上置きボトルタイプを選ぶ
日常的に回転(ストック)させる
この3点さえ押さえておけば、ウォーターサーバーはあなたの家の「私設給水所」として機能します。
広告や見た目の華やかさだけでなく、「もしもの時に蛇口をひねって水が出るか?」という視点で選んでみてください。その決断が、いつか訪れる災害の日に、あなたと大切な家族を救うことになるはずです。