水道水で本当に美味しい?浄水型ウォーターサーバーの除去物質とフィルター性能の真実


「水道水を注ぐだけで、本当に天然水のように美味しくなるの?」

「フィルターを通すだけで、カルキ臭や不純物はしっかり取り除けるの?」

浄水型ウォーターサーバーの導入を検討する際、最も気になるのが「水の質」ではないでしょうか。ボトル宅配型の天然水とは違い、元が水道水である以上、その浄水能力に不安を感じるのは当然のことです。

実は、近年の浄水型ウォーターサーバーに搭載されているフィルターは、驚くほど進化しています。単なる「カルキ抜き」のレベルを超え、目に見えない有害物質を徹底的に除去する科学的な仕組みが備わっているのです。

この記事では、浄水型ウォーターサーバーが水道水を美味しく変えるメカニズムや、除去できる物質の正体、そして性能を見極めるための基準を詳しく解説します。


水道水が「まずい」と感じる主な原因とは?

そもそも、日本の水道水は世界的に見ても非常に安全です。それなのに「美味しくない」と感じてしまうのには、主に3つの理由があります。

  1. 残留塩素(カルキ臭): 消毒のために加えられる塩素の独特な臭い。

  2. カビ臭(2-MIB): 水源のプランクトンなどが原因で発生する泥臭いような臭い。

  3. 配管の汚れ: 貯水槽や水道管の老朽化による赤サビや微細なゴミ。

浄水型ウォーターサーバーは、これらを物理的・化学的に取り除くことで、雑味のない「水本来の味」を再現します。


フィルターが除去する有害物質の「真実」

浄水型サーバーの多くは、複数の層からなる高性能フィルターを採用しています。一般的に以下の物質が除去対象となります。

JIS規格(家庭用浄水器試験方法)で定められた項目

多くのメーカーが指標としているのが、JIS S 3201で定められた除去対象物質です。

  • 遊離残留塩素(カルキ)

  • 総トリハロメタン(発がん性が指摘される物質)

  • 溶解性鉛

  • 農薬(CAT)

  • カビ臭

  • テトラクロロエチレン・トリクロロエチレン(有機フッ素化合物の一種)

近年注目される「PFAS(PFOS・PFOA)」への対応

最近ニュース等で話題になる有機フッ素化合物(PFAS)についても、最新の浄水型サーバーの多くは除去試験をクリアしています。水道水に含まれる微量な化学物質まで取り除けるため、小さなお子様がいるご家庭でも安心して利用できます。


浄水型サーバーのフィルター性能を決める「仕組み」

なぜ水道水がこれほどまでに磨かれるのか、その裏側には高度な技術があります。

  • 活性炭フィルター: 炭の表面にある無数の小さな穴に、塩素や臭いの元となる有機化合物を吸着させます。

  • 中空糸膜(ちゅうくうしまく)フィルター: 医療用人工透析にも使われる超微細な膜で、ミネラル成分は残したまま、赤サビや細菌などの微粒子を物理的にシャットアウトします。

  • 不織布(ふしょくふ): 大きな不純物を最初に取り除くプレフィルターの役割を果たします。

この「吸着」と「ろ過」の組み合わせにより、水道水特有の刺激がなくなり、まろやかで飲みやすい水へと生まれ変わるのです。


失敗しないための「フィルター性能」見分け方

すべての浄水型サーバーが同じ性能というわけではありません。選ぶ際は以下の3点に注目してください。

1. 除去物質数の多さ

カタログに「JIS規格17項目除去」「浄水器協会自主規格(JWPAS)クリア」など、具体的に何種類の物質を取り除けるか記載されています。この数字が多いほど、より高度な浄水能力を持っている目安になります。

2. 総ろ過流量(寿命)

フィルターが「一生」使えるわけではありません。半年で何リットルの水を浄水できる能力があるかを確認しましょう。料理にもたっぷり使う場合は、総ろ過流量が多いモデルの方が、長期間高い浄水能力を維持できます。

3. UV殺菌機能の有無

サーバー内部のタンク内で菌が繁殖するのを防ぐため、内部にUV(紫外線)殺菌ランプを搭載しているモデルがおすすめです。浄水した後の「清潔さ」を保つ機能も、美味しさには不可欠です。


まとめ:浄水型は「安全で美味しい水」の合理的な選択

「水道水だから」と侮るなかれ。最新の浄水型ウォーターサーバーは、科学的な裏付けに基づいた高い浄水能力を持っており、ブラインドテスト(目隠しでの味比べ)では天然水と区別がつかないほどのクオリティに達しています。

重いボトルの受け取りやゴミ出しから解放され、定額制で安全な水が使い放題になるメリットは計り知れません。

水道水の質に不安を感じていた方も、この機会に「フィルターの力」を信じて、浄水型ウォーターサーバーのある生活を始めてみてはいかがでしょうか。



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