ウォーターサーバーの電源は切ってもいい?「つけっぱなし」が実は安上がりで衛生的な5つの理由


「外出中や夜間、使わない時間の電気代がもったいない…」

「ウォーターサーバーの電源をこまめに切ったら、節約になるのでは?」

そんなふうに考えたことはありませんか?家電製品の多くは、使わない時にコンセントを抜くことで待機電力をカットできます。しかし、ウォーターサーバーだけは「電源を切る」ことが、実は家計にも健康にも大きなリスクをもたらすのです。

結論からお伝えすると、ウォーターサーバーの電源は**「24時間365日つけっぱなし」が正解**です。

この記事では、なぜ電源を切ってはいけないのか、その衝撃の理由と、電源を切らずに電気代を賢く抑える具体的な対策を詳しく解説します。


1. 電源を切るのがNGな最大の理由は「衛生面」

ウォーターサーバーの電源を切ってはいけない最も重要な理由は、電気代ではなく**「お水の安全性」**にあります。

サーバー内部は電源によって守られている

最近のウォーターサーバーには、内部を衛生的に保つための「クリーン機能」が搭載されています。熱湯を循環させて殺菌したり、UV(紫外線)ランプで除菌したりする機能ですが、これらは電源が入っていなければ作動しません。

常温放置は雑菌繁殖の原因に

電源を切ると、タンク内の水温は徐々に室温へと近づいていきます。実は、多くの雑菌が最も繁殖しやすい温度は20℃〜40℃前後。電源を切って水が常温になると、サーバー内部が菌にとって絶好の繁殖場所になってしまうのです。

一度雑菌が繁殖してしまうと、素人の手で洗浄するのは困難です。最悪の場合、メーカーによる高額なサーバー交換費用が発生してしまいます。


2. 実は「つけっぱなし」の方が電気代が安い!

「節電のために電源を切る」という行為が、皮肉にも電気代を跳ね上げる原因になります。

再加熱・再冷却に膨大なエネルギーが必要

ウォーターサーバーが最も電力を消費するのは、**「常温の水を冷水(約5℃)や温水(約85℃)にするとき」**です。

一度電源を切って常温に戻った水を、再び適温にするためには、保温を続けるよりも遥かに多くのエネルギーを消費します。これは、車の運転で「アイドリングストップ」を頻繁に繰り返すよりも、一定の速度で走り続ける方が燃費が良いのに似ています。

最新機種なら「1日10数円」で維持できる

現在の省エネモデルであれば、1ヶ月の電気代は500円前後、1日あたりに換算するとわずか17円程度です。このわずかな金額を惜しんで電源を切り、再稼働で余計な電力を消費するのは、賢い節約とは言えません。


3. 電源を切ることによる「3つの隠れたリスク」

衛生面と電気代以外にも、電源オフがもたらすデメリットがあります。

  1. 水漏れの原因になる: 内部の温度変化によってタンクや配管が膨張・収縮を繰り返し、パッキンの劣化や接続部の緩みを引き起こし、水漏れの原因になることがあります。

  2. お水の味が落ちる: 温度管理がされないことで、お水に含まれる成分が変化したり、サーバー内部の匂いが水に移りやすくなったりして、本来の美味しさが損なわれます。

  3. 利便性の消失: 「使いたい時にすぐお湯が出る」のがウォーターサーバー最大のメリットです。再稼働後に適温になるまで30分〜1時間待たなければならないのは、大きなストレスになります。


4. 電源を切らずに「賢く節電」する3つの対策

「それでもやっぱり電気代を抑えたい!」という方のために、電源を切らずにできる効果的な節電方法を紹介します。

① 「エコモード」をフル活用する

手動で電源を切る代わりに、本体に搭載されている「エコモード」や「スリープ機能」を使いましょう。これらは、衛生状態を維持できるギリギリの温度まで下げて保温するため、安全に電気代を30%〜50%カットできます。

② 設置環境を見直す

壁から10cm以上離して設置し、直射日光を避けるだけで、本体の冷却効率が劇的にアップします。これだけで月数十円〜百円単位の節約になることも珍しくありません。

③ 省エネ性能の高い機種に乗り換える

もし5年以上前の古い機種を使っているなら、最新の省エネ機種へ乗り換えるのが最も効果的です。古い機種は月1,500円ほどかかっていた電気代が、最新型なら月500円以下になるため、年間で12,000円もの差が出ます。


5. まとめ:安心・安全・お得なのは「24時間稼働」

ウォーターサーバーの電源を切ることは、「百害あって一利なし」と言っても過言ではありません。

  • 衛生: 菌の繁殖を防ぎ、家族の健康を守る

  • 家計: 無駄な再加熱電力を抑え、故障リスクを回避する

  • 利便性: 24時間いつでも美味しい水が飲める

これらすべてのメリットを享受するためには、コンセントは挿したまま、メーカー推奨の使い方を守ることが一番の近道です。

もし今の電気代が高いと感じるなら、それは電源を切るタイミングではなく、「サーバー選び」を見直すサインかもしれません。最新の省エネ機能を備えたサーバーなら、家計に負担をかけずに、毎日の生活をより豊かにしてくれますよ。


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